永遠の碧 ― エメラルドの魅力と伝統
共有

古代より受け継がれる宝
エメラルドは、その深淵なる緑の輝きにより、古代文明の時代より現代に至るまで、人々を魅了し続けてまいりました。古代エジプトにおきましては、クレオパトラ女王が殊のほか愛でられた宝石として伝えられ、繁栄と豊穣の象徴とされておりました。またローマ時代には「心を鎮め、魂を清める石」として尊ばれ、精神的な安らぎをもたらすと信じられておりました。
産地と稀少性
エメラルドの主な産地はコロンビア、ザンビア、ブラジルなどに限られ、なかでもコロンビア産のものは特に透明度と鮮烈な緑色において高い評価を得ております。天然結晶が育まれる過程で多くの内包物を伴うため、無傷かつ高度な透明感を有するエメラルドは極めて稀であり、世界市場において常に尊貴なる価値をもって取引されております。
緑に宿る象徴
その緑の色合いは「再生」「調和」「愛」を象徴し、古来より身に着ける方に安定と希望を授けると信じられてまいりました。特に深みのある碧は、大自然の生命力を凝縮したかのような神秘性を帯び、所有者に豊潤なる力をもたらすとされております。
匠の技と至高の美
エメラルドはその結晶の繊細さゆえに、研磨やカッティングが極めて難しい宝石でもございます。わずかな加減により破損してしまうこともあるため、卓越した技量を持つ職人の丹念な手仕事を経て、ようやくその本質的な美しさが顕現いたします。熟練の工芸が生み出す輝きは、まさに人の技と自然の奇跡との調和と申せましょう。
贈り物としての格
エメラルドは五月の誕生石としても広く知られ、特別な記念日や人生の節目において、最も相応しき贈り物として尊ばれております。その稀少性と歴史的価値は、単なる装飾品の域を超え、「時を超えて受け継がれる宝」として未来へと伝えられてゆくにふさわしい存在でございます。
永遠に続く緑の輝き――エメラルドは、身に着ける方の人生をより豊かに彩り、心に静謐と誇りをもたらす宝でございます。
オーダーメイドによる宝石ジュエリーのご相談を希望されるお客様は、当ブランド公式サイト内の 『Godfrey&c オーダーメイド受注方法について』 のページより、ご遠慮なく随時にお申し付けくださいませ。一点一点、心を込めてご対応させていただきます。➡︎クリック